沖縄の夜の街に沈んだ“闇”を照らすドキュメンタリー #沖縄の夜を生きて

NHK+などネットでTV番組をチェックするようになって、よく観るようになったのがNHKのドキュメンタリー。

この「沖縄の夜を生きて」という作品も、とても濃い内容で、見応えがあった。

奄美が占領されていたこともおぼろげで、その奄美の人が生活のために沖縄に出稼ぎに出て、そこでは差別を受けていたという話もまた、不勉強だった。

最近まで戦後の生活のことを語らない人が多かったことも、こうした“事実”が知られない理由のひとつだろう。

春をひさぐことを生業とすることで財を成した人もいれば、人生を狂わせてしまった人もいる。

沖縄は、第二次世界大戦で本土防衛の盾にされ、戦後は占領、その後も基地問題と、日本が背負うことになった戦争の負の部分を全部と言っていいほど引き受けさせられていると思う。

しかし、譜の部分はそれだけにとどまらなかったことに胸を痛めるとともに、知ることで共有し、負の感情を分け減らせればと願うばかりです。