陰謀論に1420億円の賠償命令「表現の自由より重い発言の責任の時代へ」【ニュース拾い読み】


 【ワシントンAFP時事】米東部コネティカット州のサンディフック小学校で2012年に起きた銃乱射事件をめぐり、同州ウォーターベリーの裁判所陪審は12日、陰謀論者アレックス・ジョーンズ氏(48)に対し、犠牲者8人の遺族らへの損害賠償として9億6500万ドル(約1420億円)の支払いを命じた。ジョーンズ氏は事件を「作り話」と主張し、遺族らが訴訟を起こしていた。

最近も類似の事件があったばかりのアメリカで、
2012年の事件を取り上げた言説について、
損害賠償を命ずる判決が出ました。

被告は間違えたレベルではなく、
ネットやラジオ番組をとおして集客手段としたことで
物品販売につなげ多大な収益を上げていたので、
確信犯だったことがわかります。

いわゆる「炎上商法」はやり逃げ状態だったわけですが、
潮目が変わる判例になるかもしれません。

日本でも投稿者の特定が簡単になるなど、
「言ってもいいけどやっちゃダメ」が
厳しく管理されるフェーズに移ってきました。

言葉にしろ文字にしろ決して「消えもの」ではありません。

ライターとして若いころから散々先輩に指導を
受けてきた身としては、改めて
「他者に言葉を投ける」という行為の
危険性をシッカリと認識したいと思うニュースでした。