Execl方眼紙で未来は語れなくなるらしいです(笑)【ニュース拾い読み】

総務省の「Web3時代に向けたメタバース等の利活用に関する研究会」で、
議論の参考にするために提案を募集。

この書式がExcel方眼紙だったことで、ネット界隈では
かなり突っ込まれていたという話題です。

Excel方眼紙というのは、Microsoft Excel(表計算ソフト)を使って、
方眼紙のように整形したフォーマットをつくり、そのマス目ごとに
文字を打ち込んでいくというスタイルの名称。

おそらく提携の紙幅に合わせやすいといった理由で、
官公庁などでよく使われているのですが、
表計算ソフトのマス目をまたいで文字を打ち込んでいるため、
再利用や編集に支障が出るといった弊害もあります。

できあがった書類は原則としてプリントアウトして使用する
というのが官公庁の定例だと思うので、
修正やコピペなどの不便さをあまり想定していないのでしょうね。

今回は、そんな旧式の書式で「未来像の提案」をしてくれと
総務省がおっしゃっていたことがツッコミ処となっていました。

これに対して河野太郎デジタル大臣が10月6日にTwitterで、
「次からちゃんとフォームで対応します」とコメントしています。

フォームというのは、いちいちダウンロードして書き込んで
アップロードするといった手間をかけずに、
PCでもスマホでもブラウザの画面上からそのまま
書き込めるスタイル、ということですね。

こうした話題にならないと旧弊のシステムをガサッと
更新することがなかなかできないのかもしれません。

1970年代に赤瀬川原平氏らが命名した
「トマソン芸術」を思い出してしまいましたが、
Excel方眼紙は鑑賞に堪える対象ではなく
非効率な作業の象徴でもあるので、
笑って新しくしていけばいいのかなと思います。