2022年10月17日
Execl方眼紙で未来は語れなくなるらしいです(笑)【ニュース拾い読み】
総務省の「Web3時代に向けたメタバース等の利活用に関する研究会」で、
議論の参考にするために提案を募集。
この書式がExcel方眼紙だったことで、ネット界隈では
かなり突っ込まれていたという話題です。
Excel方眼紙というのは、Microsoft Excel(表計算ソフト)を使って、
方眼紙のように整形したフォーマットをつくり、そのマス目ごとに
文字を打ち込んでいくというスタイルの名称。
おそらく提携の紙幅に合わせやすいといった理由で、
官公庁などでよく使われているのですが、
表計算ソフトのマス目をまたいで文字を打ち込んでいるため、
再利用や編集に支障が出るといった弊害もあります。
できあがった書類は原則としてプリントアウトして使用する
というのが官公庁の定例だと思うので、
修正やコピペなどの不便さをあまり想定していないのでしょうね。
今回は、そんな旧式の書式で「未来像の提案」をしてくれと
総務省がおっしゃっていたことがツッコミ処となっていました。
これに対して河野太郎デジタル大臣が10月6日にTwitterで、
「次からちゃんとフォームで対応します」とコメントしています。
フォームというのは、いちいちダウンロードして書き込んで
アップロードするといった手間をかけずに、
PCでもスマホでもブラウザの画面上からそのまま
書き込めるスタイル、ということですね。
こうした話題にならないと旧弊のシステムをガサッと
更新することがなかなかできないのかもしれません。
1970年代に赤瀬川原平氏らが命名した
「トマソン芸術」を思い出してしまいましたが、
Excel方眼紙は鑑賞に堪える対象ではなく
非効率な作業の象徴でもあるので、
笑って新しくしていけばいいのかなと思います。