TOKYO FM番組で提供社「湖池屋」のポテトチップスのり塩のリスナーへの売上が8.4倍も上がったハナシ

Voicyの「耳から学ぶマーケティング」で興味を惹かれ、MarkeZineの「ラジオ広告で購買率が約8倍に TOKYO FMがCDPを用いてラジオ広告の効果を検証・公開」という記事をチェックしました。

TOKYO FMの音声広告効果検証基盤が「モニターの回答ベースではなく実データを用いて数値化することが可能」というところがスゴいですね〜。

 今回の調査では、4月4日~9月29日の期間を対象に、「湖池屋 歌エーール!」をradikoで期間中1回聴取した「ライトリスナー」と同番組をradikoで期間中複数放送回聴取した「ヘビーリスナー」について、同番組を聴取後30日以内のPonta提携店での湖池屋調査対象商品における購買を分析した。

その結果、「提供コーナーを2回以上聴取しているヘビーリスナー」の購買率に圧倒的な違いが出たんですね。

ラジオのような音声メディアの優位性は、特にコロナ禍でのひきこもり需要で注目されていました。

動画より音声のみのほうが親近感や信頼感が高くなる、と。

Clubhouseの盛り上がりも2020年にはありましたしね。

ラジオを脳科学的な効果で評価した記事もありました。

このリリース記事、対象者が大学生8名ということで“検証”と言えるのかどうか不安ですが(笑)。

脳科学的に、耳と脳の聴覚担当が近く、その隣に「理解系」の部分があったり、反対隣には記憶系の部分があったりと、視覚よりもかなりアドバンテージがあるんじゃないかということだけは理解できます。

マーケティングの世界ではショート動画に興味の対象が移っているようですが、ショート音声をうまく利用できるメディアデザインができると、おもしろい展開が見えそうな気がします。

ただ、音声は体験する“場所”がかなり限定されるんですよね。それがネックかな。