#田中優子 #遊廓と日本人 読んだよ #耳読

アマゾンAudibleで見つけた本です。

大学時代は日本文学壁江戸本学生生力、田中優子先生の著書も拝読しておりました。

「鬼滅の刃」の流行でにわかに注目が集まっているという江戸遊廓だそうですが、その実態は時代によっても変化していったり、ここ半世紀ほどではテレビの時代劇などで誇張あるいは捻じ曲げられた解釈が施されたりと、誤った先入観が植えつけられているようなところもあったのではないかと思います。

田中先生もご指摘のとおり、人身売買を前提としたコミュニティが形成されていて、その点では一般社会の考え方との乖離があることは否めません。

しかし、その「一般社会との乖離」よって、ある時期には世界的にも優れた、洗練された文化が創造されていたということも事実。

このような「無知の価値観」を修正する機会を与えてくれたのが、この著書だったと思います。

それにしても、完全な論文調ではないものの、学術的な内容の書物を読むのに、「聴く読書」のできるAudibleはとても便利だと思いました。すんなりと頭の中に本文中に記述されている情景が浮かんでくるんですよね。

こんにちは。今私がAudibleアプリで聴いているのは、七海 乃麻が朗読している田中 優子の遊廓と日本人。あなたもここから聴けるからぜひ試してみて:https://www.audible.co.jp/pd?asin=B09MCW22QT&source_code=ASSORAP0511160006&share_location=library_overflow