「チロルの挽歌」はオジサンになってから観ると共感度がアップするみたいです

暮れになって、高倉健と大原麗子が主演のNHKで放送されたドラマをやっていたので、録画しておいて観ることにしました。

調べてみると、初回放送は1992年4月、山田太一脚本。

北海道芦別のロケで、季節を二回りほどしているようです。少なくとも冬と夏の場面を撮るために時間を開けていることがわかります。前後編で90分ずつ。

大原麗子が自分の代表作としたというほどのことがある演技もよかったけれど、ボクが唸ってしまったのは金子信雄。河原崎長一郎の市長もいかにもでよかった。

高倉健の訥弁さを囲むように能弁な役を配して、山田太一も書き甲斐があったのではないかと思います。