2020/08/16のテレビ(録画)鑑賞

夕食のあと、「13(サーティーン)」#2を観ているうちに寝落ち。いや、おもしろそうな展開なんだけど、ちょっとテンポが悪いかな。もういちど観なおしてみることにする。

偶然、BSでマルタ・アルゲリッチのドキュメンタリーをやるのを知って、最初から観ることができた。彼女の娘が監督。とてもとても複雑な家庭環境で、しかしそれこそが彼女を彼女たらしめていたことを浮き彫りにする密度の濃い内容。アルゲリッチがフツーに育ってあれだけスゴいのではなく、やはり異常であることで逆に安心したりする。その異常さを日常から切り取ってしまいえたのは、やはり距離の近い肉親ならではだろう。言ってしまえば(娘にとっての)存在証明のための撮影が、奇しくも異能である母の成り立ちを解き明かしてくれている。タイトルのブラッディ・ドーターはまさに言いえて妙。