「刑事ゼロ」のユニークさは主人公が1人でコンビ刑事もののキャラクターを演じてしまっていたことなんじゃないかと思うんですが

2019年第1クールに観ていたTVドラマのメモです。

沢村一樹さんの壊れキャラクターが全開だった刑事ドラマ。

かなり無理な設定を、これまた無理な演技で無理矢理成立させてしまったというところがおもしろかったポイント(笑)。

いや、芝居って、筋が通っていることがかならずしも必要じゃなかったりするんですよね。

勢いを付けるのに流れに任せ(て失敗す)るドラマが多いなかで、崩れてもなんとかもっていってしまうという潔さが、このドラマにはあったのかな、と。

記憶が(一時的に)失われて、それが展開のキーになっていくというのは古典的ではあるのですが、これは演出の勝利と言えるでしょうね。