「小吉の女房」のおっとりとしたテンポ感は小劇場系時代劇の可能性を広げた成功例ではないだろうか

2019年第1クールで観ていたドラマのメモです。

古田新太さんと沢口靖子さんの夫婦、最初はどうなのかな〜って思っていたけど、勝小吉のエキセントリックさが際立つにつれて、いい感じに思えてきました。

勝海舟の父として(特に江戸文学を専攻していた者のあいだでは)有名でしたが、こうして改めてドラマ仕立てになると、藤沢周平なんかともまた違った、おもしろい時代劇が生まれそう。

このすぐあとの時代、つまり一般的な幕末ものが、あまりにもあることないこと書き尽くされてきたので、この視点はいいと思います。