日本でもアメリカのように「映画館の映画見放題」が実現することを期待しています
映画業界は斜陽と言われたり復活していると言われたり、果たしてその実態はなかなか素人目に把握できないのが現実だったりするのでしょう。
さて、この記事。
お隣の韓国では、テレビドラマが相変わらず日本へなだれ込んできているものの、映画業界の運営は厳しいようで、値上げが続いているとか。
その方法も、映画館の座席位置によって料金を変えるという複雑なものにしたため、余計に混乱と不満をあおることになっているようなのです。
こうしたトピックの最後にあったのが、映画ファンの救世主として紹介されているアメリカの「MoviePass」というシステム。
このシステム、月額約千円ちょっとで、1日1本という制限はあるものの、映画を映画館で見放題というサービスが受けられるのです。
もちろん大好評で、今年の2月には加入者が200万人を突破しているとか。
すごいのは、一部の単館系でNGなところはあるけれど、ほとんどの映画館をカバーしていて、封切り映画も含めて利用できるという点。
料金的には、月に1本みればほぼ元を取れるので、よっぽどのことがないかぎり入っていたほうがいいサービスですよね。
これに対して映画チェーンではメンバーシップ制度など同様のサービスを設けるところも出てきて、定額サービスがスタンダードになりそうな勢いです。
心配なのは、儲からなくて続けられなくなっちゃうんじゃないのという部分。
この点は、サービス提供会社が利用者の動向などの情報を分析して、ビッグデータとして販売することで採算を取るとしているので、要するに利用者が増えたほうがいいということになりそうです。
「映画は映画館で」と声高に叫ぶだけで、費用負担を利用者に求めるばかりだった映画業界に、この潮流はかなり衝撃的な“逆流”だったのではないでしょうか。
日本でも早く実現しないかなぁ。