「おっさんずラブ」がハンパない仕上がりになった理由を仕掛け人が語っています

 

2018年第2クール(4月から6月期)で録画して観ていたテレビドラマのひとつに、「おっさんずラブ」がありました。

 

 

最初はドタバタのコメディなんだろうと、ちょっと敬遠していたのですが、たまたま最初を観たら、え〜、こういう展開なの。。。

という感じで、ドハマリしてしまいました。

コメディという枠から離れなかったこともよかったですが。

その舞台裏を、脚本を担当した徳尾浩司さんが語っているインタビューがあります。

 

 

 

このドラマは、ダイバーシティという錦の御旗のおかげでドラマとして放映できたのだろうという印象をもっているのですが、ストーリーが進んでいくうちに、恋愛感情や人間関係、そして会社という社会における自分の在り方など、それまでのステレオタイプ的では語れなくなっている現在の状況を、考えざるをえない要素が至ること炉にちりばめられていたことに気付いたりしてしまったわけです。

プロデューサーと話し合って、結末のある話にする(つまり、曖昧にしない)という点も好感がもてました。

もちろん、放映後の反響を気にしながらの進行だったとは思うのですが、腰が引けているか引けていないかで、盛り上がりの腰を(作り手側が勝手に)折ってしまうのはよくあることだけに、その点は重要だったと思います。

ちょうど、このドラマの始まるちょっと前に、「弟の夫」というドラマを再放送で観ていて、こちらはクスッとさせながらほろっとする、別の意味で上手い作り方をしたいたものなので、映像表現の世界でもこうしたテーマが違和感だけでなく、恋愛ドラマと同じ温度感で語ることかできるようになってきていると感じたりしていたことも、「おっさんずラブ」への評価につながっていることは確かなようです。