現物を所有できない電子書籍の未来は図書館あるいは貸本というスタイルが現実的なのではないだろうか

 

この記事は、2014年11月にアッブして、消えてしまったものの再アップです。

 

このブログでもウォッチしている電子書籍のニュース。

 

Book as a Service, サービスとしての電子書籍|マガジン 航

 

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この記事でます指摘されているのが……

 

「多くの電子書籍事業は「半永久的な貸本」の体裁をとってい」るということ。

 

そして、クラウド、オンデマンドといった業態の可能性について触れられている。

 

しかし、根本的な電子書籍に関する問題は、これでは解決しないという思いが、この記事を読んでも変わらない。

 

そこで思ったのは、なぜ図書館をモデルとした電子書籍のビジネスが考えられていないのかということ。

 

もしくは、オンデマンドのレンタル・ヴィデオのモデルだ。

 

所有権を曖昧にしたままの電子書籍販売の議論はあまり意味がないと思う。

 

それよりも、所有権の範囲を超えた部分でチャネルなどを検討する方が現実的であると思うのだが。

 

ということで、この記事で共感でいるのは、「貸本型」という部分。

 

リアルな商品を販売していないのに売買契約が成立していること自体、疑問を感じているが、それが賃貸契約であるとすれば、心理的にも納得しやすいし、ビジネスモデルも考えやすいだろう。