SEOに頼らなければコンテンツ・マーケティングは成立しないというのは幻想だったのだろうか?
CL Society 357: Salad seller by francisco_osorio
やってみると、掘っても掘っても土ばかりで収穫物は無し……、というのがSEOの正直な印象という人も多いのではないだろうか。
WEBマーケッティングの専門家でさえ、SEOが「必要不可欠であることを実感している」にもかかわらず、次のような状態に陥ることを否定していない。
●SEOで全くアクセスが増えていないどころかどんどん下がっていく。
●多くのアクセスが集まるようにはなったが、全くコンバージョンが生まれない。
●検索エンジンからのコンバージョンの獲得やポジティブなブランドの浸透を諦めている。
SEOとはなんだろう?
SEOを行なうと、検索エンジン(特定のもの)の検索結果において、上位に表示されるようになる。
それによって、ネットにアップしたコンテンツがより多くに人に読まれることになる。厳密に言えば、より多くの人の目に触れる、だが。
読まれなければアップした意味がない。マーケティングとは消費者が触れてナンボだ。だから、SEOが優先される土壌を生んできた。
しかし、機会が増えても内容が伝わらなければマーケティングとして成り立たない。目が悪くないのに駅頭で受け取ってしまったティッシュ配りのティッシュは、鼻をかんで捨てられるだけだ。それを良識があるなら、マーケティングとしてカウントしない。
ブラックハットが駆逐されたのは、ある意味で当然の結果だっただろう。
その反動で、ホワイトハット。
良質なコンテンツをインターネットは求めているぞ、と。
いやいや、そんなこと、インターネットじゃなくたって、求めてたよ。
なに言ってんだよ、いまさら。
キーワード入れて句読点がありゃあ収入になるなんて、未熟な機械を騙していつまでも儲けられるはずがないことは、ちょっと考えればわかりそうなもんだ。
ということで、コンテンツ・マーケティングのシーンに変化が起こっていて、ちょっとおもしろくなってきている。
興味があるので、追ってみたい。